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FM Towns: Free Software Collection 6
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Wrap
Text File
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1993-07-08
|
15KB
|
381 lines
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●●作品情報●●
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
作品名称:「フェードイン系インサート仕様」
作品種別:画像加工
作者自称:Mr.HENRY
動作概要:テレビ映像に、文字列をフェードイン表示する。
:テレビ映像を、フェードイン・アウトする。
動作確認:初代FM-TOWNS2(相当)
動作対象:FM-TOWNS全機種
動作が速すぎる場合は、互換モードで使用して下さい。
動作環境:TOWNS OS V1.1L30
:TOWNS OS V2.1
:PAD、CRTなどの基本システム
:ビデオカード、映像出力端子付きのビデオデッキが必要。
制限事項:個人的な利用を原則とします。
:ビデオ作品に利用する場合は、取扱説明書記載の制限事項を守って下さい。
要メモリ: T-OSV2.1 T-OSV1.1L30
ファイル:FADEIN .EXP 実行ファイル 要3MB,2MB
:FADEIN2 .EXP 実行ファイル 要2MB,1MB
:FADETES1.EXP 実行ファイル 要2MB,2MB
:FADETES2.EXP 実行ファイル 要2MB,1MB
:FADEIN .DAT サンプルファイル
:FADEIN .DOC 取扱説明書
:FADEIN .MCR 添付マクロ
:MACRO .DOC 添付マクロ取扱説明書
:
:全08ファイル
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●●「フェードイン系インサート仕様」取扱説明書●●
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●はじめに
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
[FADEIN .EXP] 要2MB(T-OSV2.1は3MB)
[FADEIN2 .EXP] 要1MB(T-OSV2.1は2MB)
テレビ映像に、文字列をフェードイン表示します。リアルタイムに動作す
るため、ビデオ作品の簡単なテロップとして使えそうです。
本書の説明はこれを対象にしています。
[FADETES1.EXP] 要2MB(T-OSV2.1も2MB)
[FADETES2.EXP] 要1MB(T-OSV2.1は2MB)
テレビ映像を、フェードイン・アウトする、テストプログラムです。
文書末尾をご覧下さい。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●準備
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
・制限事項を一読して下さい。
・予め、文字列用のファイル[FADEIN.DAT]を用意して下さい。書式は後述の
章をご覧下さい。
・各周辺機器の接続をします。基本的な接続は下記に示すとおりです。
・ディスプレイ用RGBケーブルを、本体かビデオカードに接続して下さい。
・TOWNS OSからプログラムを起動します。
・ビデオ作品に使用するときは、映像端子を以下の様に接続します。音声端
子は、(再生→録画ビデオデッキ)と接続するか、(再生→TOWNS→
録画ビデオデッキ)と接続します。
┌─────┐ ┌─────┐
│┌───┐│ │┌───┐│
││テレビ││ ││CRT││
│└───┘│ │└───┘│
┌────────┐出力└──┰──┘ └──┰──┘
│ ┝┛入力 ┌──┐ 入力┃
│ 録画 │ │ビT│ ┃
│ ビデオデッキ ┝┥デO│ ┃
└────────┘入力 出力 │オW┝━━━━┛
┌────────┐ │カN│RGB
│ ┝┥竄r│出力
│ 再生 │出力 入力 │ド&│
│ ビデオデッキ ┝ └──┘
└────────┘
・単に、テレビやビデオデッキの映像に文字を重ねて楽しむ場合、映像端子
の接続は以下の様になります。
┌─────┐
│┌───┐│
││CRT││
│└───┘│
└──┰──┘
┌──┐ 入力┃
│ビT│ ┃
┥デO│ ┃
│オW┝━━━━┛
┌────────┐ │カN│RGB
│ 映像端子付き ┝┥竄r│出力
│ テレビ、又は │出力 入力 │ド&│
│ ビデオデッキ ┝ └──┘
└────────┘
以上は接続の一例ですので、特にこだわる必要はありません。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●使用方法
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
[FADEIN .EXP]か、[FADEIN2 .EXP]を起動して下さい。
起動すると、接続されている映像が表示されます。それから2~3秒待て
ば、プログラム内部の準備が完了し、PADとマウスクリックによる以下の
操作が有効になります。
なお、文字列用意のときは数秒(文字数と字体による)の時間を要します。
PADのAボタン:文字列フェードイン
B :文字列フェードアウト
左 :文字列の表示又は消去
右 :文字列モザイク表示又は消去
上 :ひとつ前の文字列を用意する
下 :次の文字列を用意する
マウス左クリック:文字列カットイン又はカットアウト
左右同時クリック:プログラム終了
全ての文字列の表示が完了すると、左右クリック待ちとなります。
本プログラムでは、エラー以外のメッセージは表示しません。これはビデ
オ作品に利用する場合を考慮したものです。但し、初代TOWNSユーザー
だけは、LED表示によって大まかな状態を知ることができます。
(初代TOWNSのみ)
(点灯:●)
初期設定中 ・・○○●●○
文字列準備中 ・・○○○●○
準備完了 ・・○○○○○
全ての表示が終了・・●●●●○(流れ点滅)
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●文字列用ファイルの書式
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
文字列用ファイルは、[FADEIN.DAT]です。下記の書式に従えば、表示した
い文字列を幾つでも記述できます。但し、ファイルの大きさはRAM容量に
依存します。
[FADEIN.DAT]の書式を説明します。
一般的な書式.
[〈文字列〉] [,[色1成分R] [,[色1成分G] [,[色1成分B] [,[色2
成分R] [,[色2成分G] [,[色2成分B] [,[フェードイン速度] [,文字
列字体]]]]]]]]
簡略化した書式.
[〈文字列〉],[R],[G],[B],[R],[G],[B],[速度],[字体]
・[]は省略可能を表します。省略した値は以前に指定した値が使用されます。
・〈文字列〉は文字列(全角16字以内)を表します。括弧は必要ありません。
・色1は文字色、色2は影付と縁取の色で、RGBそれぞれ0~31の値を設
定します。緑Gの値を32に設定すると、透明色になります。
・フェードイン速度を1に設定すると、倍速になります。デフォルトは0。
・文字列字体は、以下の値が設定できます。デフォルトは8。
複数の指定は、それぞれの値を加算した値を設定します。
例.太文字+影付=5
・0:標準体
・1:太文字
・2:斜体
・4:影付
・8:縁取
・16:アンダーライン
・32:オーバーライン
・64:消し線
例.
FM-TOWNS,31,31,31,31,00,00
→文字色を(31,31,31)に、文字縁色を(31,00,00)に設定。
もし、新TOWNSの開発予定が,00,,00
→文字色を(00,31,00)に設定。文字縁色は前の値と同じ。
あるのなら、
→文字色、文字縁色とも前の値と同じ。
画面とスプライトの,,,,00,31,15,1
→文字縁色を(00,31,15)に設定、フェードイン速度を倍速に設定。
拡大・縮小・回転機能を,,,,,32,,0
→文字色を透明に設定、フェードイン速度を通常の速度に設定。
付けて欲しいよ。,,,,,,,,4
→字体を影付に設定。
添付ファイル[FADEIN.DAT]も参考にして下さい。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●[FADEIN.EXP]と[FADEIN2.EXP]の違い
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
輝度変換のアルゴリズムが異なります。
[FADEIN .EXP]では変換テーブルを使用するため、変換速度が高速且つ一定で
すが、代わりにメモリを720KBも消費します。
[FADEIN2 .EXP]では直接計算しているため、変換速度が一定ではなく、速度も
やや劣りますが、メモリは殆ど消費しません。
初代TOWNSでは[FADEIN .EXP]が変換速度で勝っているのですが、新T
OWNSでは[FADEIN2 .EXP]の方が高速かも知れません。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●弊害について
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
・ビデオ入力が途絶えたり、テレビのチャンネルを切り換えたりすると、デ
ジタイズが縞模様になってしまうことがままあります。そのときは、ビデ
オ電源を切るなどして対処して下さい。プログラムでの対処方法が分から
ないので、こういった仕様になっています。
・文字列表示の際、デジタイズのデータを必要とするために、デジタイズ画
面に対して、文字列表示のタイミングが微妙に遅れます。通常の使用では、
この遅れはあまり気になりません。しかし、文字列をほぼ透明の状態で表
示した場合、めまぐるしく変化する映像や、カメラのフラッシュが入った
映像では、ほぼ透明なはずの文字列がフラッシュしてしまいます。しかも
フラッシュの時間が短いため、もしかするとサブリミナル効果を生み出し
てしまうかも知れません。作者は一切の責任を負いかねますので、絶対に
悪用しないで下さい。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●FADETES1.EXP
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
テレビ映像を、リアルタイムに輝度変換します。全32段階です。
マウス右クリック:画面が明るくなります。黒からのフェードイン→白への
フェードアウトと変化します。
マウス左クリック:画面が暗くなります。白からのフェードイン→黒へのフ
ェードアウトと変化します。
左右同時クリック:プログラム終了します。
このプログラムでは、変換テーブルを使った輝度変換を行っています。こ
のため、直接計算するよりも高速な処理となります。但し、キャッシュによ
る高速化が望めないのが欠点です。
正しい方法かどうか分かりませんが、輝度変換には以下の式を使用してい
ます。R,G,B,それぞれ別々に計算します。
Y=(X*A)/32
X:元の色成分 A:輝度 Y:変換された色成分
輝度による変換方法の違い。
輝度0:0を転送
輝度2:直接計算
輝度4:直接計算
輝度6:変換テーブル
輝度8:直接計算
輝度10:変換テーブル
輝度12:変換テーブル
輝度14:変換テーブル
輝度16:直接計算
輝度18:変換テーブル
輝度20:変換テーブル
輝度22:変換テーブル
輝度24:変換テーブル
輝度26:変換テーブル
輝度28:変換テーブル
輝度30:変換テーブル
輝度32:そのまま転送
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●FADETES2.EXP
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
テレビ映像を、リアルタイムに輝度変換します。全64段階です。
マウス右クリック:画面が明るくなります。黒からのフェードイン→白への
フェードアウトと変化します。
マウス左クリック:画面が暗くなります。白からのフェードイン→黒へのフ
ェードアウトと変化します。
左右同時クリック:プログラム終了します。
このプログラムでは、全ての輝度変換を直接計算しています。このため、
変換テーブルによる方法よりも低速な処理となります。但し、キャッシュに
よって高速化が望めるため、486CPUでは[FADETES1.EXP]よりも高速か
も知れません。テーブルを使用しない分、メモリの節約にもなります。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●FADEIN 開発履歴
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
FADEIN T00 1993.01.20 06:13
・32768色画面モードの輝度変換プログラム試作版。
FADEIN T01 1993.02.14 06:41
・フェードインによる文字列表示の試作版。
FADEIN L00 1993.02.18 22:58
・初版。ファイル関係の設計に手を抜いたため、デバッグに手間取った。
FADETES2 L00 1993.02.22 03:41
・TV映像フェードインの初版。
FADETES1 L00 1993.02.23 23:15
・FADETES2の、メモリを大量消費する版。
FADEIN2 L00 1993.02.27 06:05
・FADEINの、メモリを大量消費しない版。
FADEIN2 L01 1993.02.27 06:12
・文字列表示機能を追加。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●終わりに
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
文中の、「一般的な書式」は、パソコンのマニュアルではよく見かける表
記方法ですが、果たして初心者には分かりやすいものなんでしょうか。
┌────────────────────────────────┐
│書式. │
│ [〈文字列〉],[R],[G],[B],[R],[G],[B],[速度],[字体] │
│ │
│・[]は省略可能を表す。省略によって文末尾にコンマがくるときは、そ│
│ のコンマは省略しなければならない。 │
│ │
│ ○ ,31,31,,00,00,00 │
│ × ,31,31,,00,00,00,, │
└────────────────────────────────┘
とした方が、分かりやすいと思うのですが、どうでしょうか。
パソコンによっては、文末尾のコンマの省略をしなくても、正常に動作する
ものもあるようです。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
●制限事項
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
・本品(全ファイル)の著作権は作者が保有します。また、一切の保証や責
任を負いません。
・個人的な利用を原則とします。無断で商用とすることは禁止します。
・本プログラムの、自作のビデオ作品への利用と、その作品の発表は自由で
す。利用の旨を表示する必要もありません。
・ソースファイルの、自作の作品への利用と、その作品の発表は自由です。
但し、利用の旨を説明書などに記載して下さい。
・配付は、改変のない全ファイルに限ります。配付方法は問いません。
・本品の不都合点、バグ、利用法等は、自由に発表して構いません。作者は
痛烈な批判や罵声を特に好みます。
・本品以外のファイル(例えば、使用者が作成した文字列用ファイル)につ
いて、作者は全く関知しません。
・以上の制限や許諾条件は、公開されているファイルに限り適用されます。
公開されていないファイルを作者宅から盗んでも適用されません。
「フェードイン系インサート仕様」取扱説明書 終
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
最終加筆:1993.03.13 18:44 文責:作者と同じ